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オーダーメイドドレス製作


先日、日本からフルオーダードレスのご依頼をいただきました。


一般的にフルオーダードレスをご注文いただく場合は、すでにお客様自身作りたいドレスの具体的なイメージを持たれている場合が多いです。


しかし今回は撮影をしたい場所が「洋館」と決まっていて、その撮影場所に似合うドレスを製作して欲しいという、逆パターンのご依頼でした。


ドレスのデザインは完全に提案型スタイル。


まずは撮影される場所の写真を拝見させていただきました。




ロケーションを見るだけで、なんとなく「こんなイメージのドレスが似合うんじゃないかなぁ…!?」と自然とイメージが湧いてくるものです。


その他ドレスのディテールのご要望をお伺いし、お任せでオーダーメイドドレスを製作させていただけることになりました。




いつも一緒にお仕事をしているデザイナーに早速相談。


洋館に似合う、私のイメージするドレスデザインとデザイナーがイメージするドレスデザインをそれぞれ相談しながら擦り合わせ。


デザイナーはベトナム人ですが、

ずっとお仕事を一緒にしているので、最近では少しづつ日本人好みも分かってもらえるようになりました。


私とデザイナーがお互いにイメージするドレスの提案内容、共通点はほぼ一致。

共通するデザインは迷わず取り入れることにし、身体のラインだけは私が微調整。



胸元の大胆なスリット、歩きづらそうなタイトなラインはベトナム人好みですが、

日本人には正直あまりウケが良くありません。


日本人好みを分かり始めたとは言っても、やはりこの部分だけはいつも国の違いを大きく感じます。

ベトナム人には胸元の大胆なスリットと身体のラインを強調するタイトなスタイルが「美」とされているからです。



ベトナムに住んでいる私のモットーは、

違う国に住みお仕事をさせてもらっている以上、まずはベトナム人の意見を尊重すること。


内心、意見したいことがあってもまずは相手のベトナム人の意見を一旦受け入れるようにしています。

その後、ベトナムと日本の違いを説明し少しづつお互いを理解し合い、歩み寄っていく。


考えてみると、仕事に関わるベトナム人パートナーは全てこのスタイル。



今一緒にお仕事しているパートナーは、みんなこの過程を経て私の意見も受け入れてくれるパートナーばかりです。

我ながら、自慢のパートナーばかり^^





ということで、

早速デザイナーと擦り合わせしたデザインをデッサンしてもらうことに。


絵心ない私にとっても、この作業はデザイナーがいなければ本当に成り立ちません。


ものの数分でイメージを形にしてくれました。さすがですね!


お客様にもデザインのイラストとディテールを確認していただき、

現在ドレス製作真っ最中です。


ドレス完成を待っている時が1番ワクワクドキドキで楽しいです。




また、ドレスが完成したら写真をアップしたいと思います。



その他にも以前に製作したドレスもご紹介しています。

よかったらご覧くださいね。


Instagramでもドレスの細かい情報を定期的に発信しています。







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